ケンタッキー・フライド・チキンの門外不出の味付け、その謎に迫る

都市伝説

世界中で愛され続けるケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の「オリジナルチキン」。この独特の味付け、なんとか再現しようとチャレンジしても、その複雑で深みのある風味にはなかなか到達できません。なぜなら、この味は極秘のレシピによって支えられているからです。なんと、この「秘伝のレシピ」を知ることができるのは、世界に2人だけという徹底ぶり。KFCを語るうえで外せない「カーネル・サンダースの伝説」について、今回は味の秘密に迫ります。

謎に包まれた「11種類のハーブとスパイス」

1939年、KFCの創始者であるカーネル・サンダースが独自に考案したこの味付けは、11種類のハーブとスパイスをブレンドして完成したものです。独特で奥深い味わいを支えるこれらのスパイスの組み合わせは企業秘密として厳重に管理され、そのレシピを知るのはサンダース自身と妻、ビジネスパートナーの3人だけに限っていました。

やがてKFCが世界的なフランチャイズとして拡大するにつれ、サンダースのレシピは厳重に保護されるべき「企業の心臓部」として、ケンタッキー州にある本社に秘密文書として保管されています。ケンタッキー州の本社の金庫に収められたレシピは、今もなお2人のKFC役員だけがその内容を知っているとされており、しかもその人物の名前は秘密。万が一に備え、この2人が同じ場所に揃うことは許されないという徹底ぶりです。

誰も知ることのできないレシピへのアクセス方法

KFC本社に保管された金庫は、いわゆる「企業の秘密の番人」としての役割を果たしています。この金庫を開けるには、複数の鍵と暗証番号が必要であり、ひとりの人物が全ての情報を知ることはできないように設定されているのです。さらに、「秘伝のスパイス」自体も一度に一箇所で作られることはなく、複数の工場でそれぞれ一部が生成され、最終的に店舗で配合される仕組みになっているといわれます。この一連の工程は、レシピの正確な内容が外部に漏れるリスクを徹底して防いでいるのです。

なぜKFCの味は「再現不可能」と言われるのか?

家庭でも市販のスパイスを使ってそれらしく再現してみても、なぜKFCのあの味にたどり着けないのか?それは単に11種類のスパイスの種類や配合だけの問題ではなく、企業としての「秘伝の味」を守るKFCの哲学が存在しているからでしょう。実際、アメリカのあるレストランガイドでは「再現レシピ」を試みたものの、完全にはKFCの味には届かず「残念ながらこのレシピの再現は永遠の謎だ」と記されています。

この究極のレシピに守られたKFCの味。次回店舗を訪れた際には、その企業秘密に思いを馳せながら、特別な「味の旅」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

不思議管理人
不思議管理人

身近な事柄にも「不思議」は潜んでいます。ケンタッキー・フライドチキンの味付けは人類が到達できないミステリーの1つです(笑)。あ~ケンタッキー食べたくなってきた。たまに食べるとおいしいんですよね~!

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